講演から見学会へ・前編
先月10月の24,25日。日産の「ビジネスカーフェア」で講演をさせて頂きました。場所は北海道日産自動車(株)東店です。
「ビジネス」ですので社用車を目的とされた法人の方が主なお客様。日産の方が経済的かつ快適な車の紹介をされたあと、私たちは「停まっていても働く車、LEAF」の説明をさせていただきました。
内容は電気自動車LEAFを蓄電池として利用した家やオフィスについてです。
平日にもかかわらず、多くの方々にお越し下さいました。そして皆様に真剣に話を聞いて下さり、本当に有り難うございました。
昼と夜とでは電気代が違います。「じゃあ夜間の電気をLEAFに貯めてそれを昼に使うと、電気代は今までの半分以下になるのでは?」というのが単純な発想の始まりでした。それは家にもオフィスにもあてはまります。
夜間の安い電気を昼間使用することは、電気料金を下げる以外にも大きなメリットがあります。それは停電の時です。記憶に新しい9月の北海道胆振東部地震。被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。日常が1日でも早く戻ってくることを祈ります。
その地震の時に日本で初めての「ブラックアウト」が起こりました。でもLEAFに貯めた電気を家で使用していたお宅では、日常に何の変化もありませんでした。
これが会社のオフィスだったら。
停電の時、オフィスでもパソコンや電話、照明もテレビも問題なく使えたら安心だと思いませんか?普段、排ガスゼロの営業車として日頃乗っているLEAFをオフィスに繋いで電気を使えばいいのです。
走っている時は営業車でも、停まっているLEAFは蓄電池です。
お困りの方々がいれば、地域へオフィスを開放し携帯電話を充電してあげることも出来ます。テレビで情報を得ることも出来ます。
講演中、日頃オフィスで過ごされている皆様がうなずいて下さるのが本当に嬉しかったです。
この後、実際にLEAFを電源としている私たちのモデルハウスへ皆様が見学に来て下さいました。それも私たちの予想を上回る人数が!
その様子は次回ご紹介します。
ちょっと気になった事、ご質問やご意見などございましたら小さな事でもかまいませんので、メールでどうぞ。
takumi@leaftohome-hokkaido.jp
読んで下さって有り難うございました.
電気を貯めて使う、Hさんの暮らし
私たちは「エネルギーを自分の家で持つ」暮らしのシステムを提案している会社です。
でも以前からそういう暮らしを満喫されているHさんに出会い、私たちは色々なことを教わりました。
そんなHさんのお話を少し。
2018.09.06の北海道でのブラックアウトの際、Hさんは日常と変わらない生活を過ごしていました。その秘密は電気自動車LEAF。
普段から家庭用電源として使用しているLEAFに、夜間の安い電力を貯めて昼間に使用しているのです。
今現在のLEAFユーザーさんの中には、家の電源として活用されていない方々も多くおられます。中には「そんなこと出来たの?」と言われる方も。
そういう方々に、ぜひとも知って頂きたいのです。
Hさんは初代の電気自動車LEAF(蓄電量24kw)が発売された時に、奥さま用のセカンドカーとして購入。
元々環境問題に関心が高く太陽光パネルも設置しているHさんは、車の電気を毎日の生活に還元する面白さにすっかりはまってしまいました。
・夜間の安い電力を貯めて昼間、家で使うと電気代が大幅減。
・買い物に出かけたついでにスーパーで充電し、それを家で使うとまた電気代に変動が。
・暖房熱源も電気にしたくてFFストーブ+ツインバーナーから空気熱ヒートポンプ暖房にチェンジ。
もちろん良いことばかりではなく、蓄電量が足りなくなって頭を悩ませたこともありました。
2代目LEAF(蓄電量40kw)が発売されると、今までの大きな4WD車を手放して購入。そのとき初代LEAFは下取りに出さず、蓄電池として家庭で使用することにしたのです。2台を活用することでHさんのお宅はさらに電気代が減りました。
そして現在、普段は7時からLEAFより給電。深夜電力の時間帯で蓄電(4時間)をしています。大きな戸建てのHさん宅の月額の電気料金はだいたい夏場で5000円前後。冬は去年よりさらに安く10.000円位だといいます。
「 LEAFを乗っているのでもちろんガソリン代はかかりません。 だからトータルの比較でいうと、もう少しお得なのかもしれません」。Hさん宅のLEAFは、1台は通勤や買い物に排ガスゼロの自家用車として使っています。もう1台は車庫におき、家の電源として大活躍しているのです。
走るだけではなく停まっていても車を活用できるのはすごいことだと思いませんか?
「太陽光を売電するのもいいけれど、電気を毎日の生活に還元することはできないものかと考えました。
もともと、エコというか、そういったことを考えながら生活するのが好きだったんでしょうね」とHさん。
<Hさん宅のキッチンはIHヒーターです。>
年間の光熱費をお聞きしたところ、年間通じての支払額ではプラスマイナスゼロということです。
しかも、給湯用灯油タンク(490L)は年間1回の給油で済んでいるそうです。
<多くの電化製品もごく普通に毎日使用しています。違うのはLEAF電気を使って、ということです。>
北海道のブラックアウト後、Hさんのお宅にはテレビの取材がきました。日々のHさんの生活スタイルは停電にあっても何も変わらなかったからです。Hさんのような暮らし方にスポットが当たってきた今、私たちもまだこれからもHさんを注目していきたいと思っています。
長いブログを読んで下さって有り難うございました。