電気を貯めて使う、Hさんの暮らし
私たちは「エネルギーを自分の家で持つ」暮らしのシステムを提案している会社です。
でも以前からそういう暮らしを満喫されているHさんに出会い、私たちは色々なことを教わりました。
そんなHさんのお話を少し。
2018.09.06の北海道でのブラックアウトの際、Hさんは日常と変わらない生活を過ごしていました。その秘密は電気自動車LEAF。
普段から家庭用電源として使用しているLEAFに、夜間の安い電力を貯めて昼間に使用しているのです。
今現在のLEAFユーザーさんの中には、家の電源として活用されていない方々も多くおられます。中には「そんなこと出来たの?」と言われる方も。
そういう方々に、ぜひとも知って頂きたいのです。
Hさんは初代の電気自動車LEAF(蓄電量24kw)が発売された時に、奥さま用のセカンドカーとして購入。
元々環境問題に関心が高く太陽光パネルも設置しているHさんは、車の電気を毎日の生活に還元する面白さにすっかりはまってしまいました。
・夜間の安い電力を貯めて昼間、家で使うと電気代が大幅減。
・買い物に出かけたついでにスーパーで充電し、それを家で使うとまた電気代に変動が。
・暖房熱源も電気にしたくてFFストーブ+ツインバーナーから空気熱ヒートポンプ暖房にチェンジ。
もちろん良いことばかりではなく、蓄電量が足りなくなって頭を悩ませたこともありました。
2代目LEAF(蓄電量40kw)が発売されると、今までの大きな4WD車を手放して購入。そのとき初代LEAFは下取りに出さず、蓄電池として家庭で使用することにしたのです。2台を活用することでHさんのお宅はさらに電気代が減りました。
そして現在、普段は7時からLEAFより給電。深夜電力の時間帯で蓄電(4時間)をしています。大きな戸建てのHさん宅の月額の電気料金はだいたい夏場で5000円前後。冬は去年よりさらに安く10.000円位だといいます。
「 LEAFを乗っているのでもちろんガソリン代はかかりません。 だからトータルの比較でいうと、もう少しお得なのかもしれません」。Hさん宅のLEAFは、1台は通勤や買い物に排ガスゼロの自家用車として使っています。もう1台は車庫におき、家の電源として大活躍しているのです。
走るだけではなく停まっていても車を活用できるのはすごいことだと思いませんか?
「太陽光を売電するのもいいけれど、電気を毎日の生活に還元することはできないものかと考えました。
もともと、エコというか、そういったことを考えながら生活するのが好きだったんでしょうね」とHさん。
<Hさん宅のキッチンはIHヒーターです。>
年間の光熱費をお聞きしたところ、年間通じての支払額ではプラスマイナスゼロということです。
しかも、給湯用灯油タンク(490L)は年間1回の給油で済んでいるそうです。
<多くの電化製品もごく普通に毎日使用しています。違うのはLEAF電気を使って、ということです。>
北海道のブラックアウト後、Hさんのお宅にはテレビの取材がきました。日々のHさんの生活スタイルは停電にあっても何も変わらなかったからです。Hさんのような暮らし方にスポットが当たってきた今、私たちもまだこれからもHさんを注目していきたいと思っています。
長いブログを読んで下さって有り難うございました。